ぼつぼつポスティング
現在、書塾のチラシを配っています。
新聞は最近は購読していないお宅が多く、
折り込みチラシの効果はいまひとつ。
学校の門の前のチラシ配りも何度か試み
ましたが、そのあと色んな場所で捨てら
れているのが判明し、やめました。
結局毎回、教室周囲にポスティングする手段で
落ち着いています。マンションの集合ポスト下
のごみ箱に捨てられることもしょっちゅう・・・
ま、投函後しばらくそのマンションに近づかな
ければ、見ることはないので。捨てるのは相手
の自由ですしね。
外部の業者にポスティングをお任せする方法も
あるのですが、投函するときに「このお宅は
入れさせてもらおう」「ここは、やめよう」
などとオリジナルルールを定めていて。
他の人にお任せするのはちょっと勇気がいる
のですよね。
さて昨日、日中にポスティングをしていたと
ころ、突然前からやってきた自転車の女性に
声をかけられました。初老の女性といった
ところ。要するに、おばちゃんです。
「ちょっとちょっと、あなた」
「私ですか?」
「今、うちのポストに入れたでしょ」
投函したばかりのお宅の住人さんだった。
こういうとき、実に気まずいです。たいていは
「こんにちは」程度のご挨拶で済み、たまに
「アラ、ごくろうさま」なんて言ってくれる
優しい人もいらしたりする。一方で、たまに
「うち要らないから。入れないでくれる!?」と
強い口調で言ってくる人もいる。
おばちゃんはつっけんどんに言いました。
「お宅、ナニ屋さん?」
ここでうまいこと説明ができたら、わたしも
商売に苦労はしないのですが、いきなり
知らない人に説明ができるほど口上手では
ありません。思わず口をついて出たのが
「チラシ配り屋 です」
という言葉でした。
いや、チラシ配りが本業じゃなくて、チラシ
の中身の書塾が本業なのです。緊張して
ヘンな言葉を口走ってしまったなあ と
心の中で思いました。
すると、おばちゃんはどういうわけか
「ああ!チラシね。了解」
と見逃してくれたのでした。
え、いいの?よかった~。
何だかよく分からないけれど納得された。
このおばちゃん、何屋さんだったら
アウトだったのだろう。チラシにしても
住宅のチラシやら、政党に宗教、いろいろ
あるだろうに。何のチラシかは一切聞かれ
ませんでした。
チラシのポスティングをするようになって
7年ほど経ちます。自分で配るようになって
から、家のポストに入っているチラシは
とりあえず自宅内に入れようと思った。
すぐ捨てるにせよ、ひとまず家のなかには
入れる。でないと、配っている人が残念に
思うような気がするのです。
駅前でビラ配りなどはしたことがありません。
ただ、きっとこれを体験すると、以降どんな
ビラでも受け取ってしまうようになるのかも。
配っている人の気持ちに立ってしまうだろう
から。
このブログを書いている最中に、昨日
ポスティングしたエリア、声を掛けられた
おばちゃんのお宅の近くから新規のお問い合わせ
が入りました。手ごたえがあると嬉しいものです。
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