生徒が意見を言える学校になればいいのに
子どもが通った中学を3年間見ていて
思ったことは
「みんな、不思議な校則やルールを
ヘンだと思わないのかなあ」
ということでした。
・外履きは、白い紐靴しか履けない
・靴下は白のみ、汚れ防止の黒い底の
ついた白靴下NG(子があまりに靴下を
汚してくるので一度先生にお願いした。
無理でした)
・野外活動や修学旅行の前日に全ての
荷物を持ってきて学校でチェック。
置いておき、当日は荷物を持たないで登校
・卒業式に水筒は持って来ないで!
・女子は髪のダウンスタイルNG、
ハーフアップNG。男子ツーブロックNG
・地毛が茶色い人には、入学式後先生から
念のため声を掛けます
・・・など、など。
「なんで?」て思ったことが、とにかくたくさん
あった。
白い靴下や靴は「ケガしてもすぐに分かるように
なんじゃない?」と言い、紐靴なのは「中学生だ
から足がよく発達するし、甲が調整しやすいから
じゃない?」と、親はそれっぽい理由をつけて
息子に納得させていました。
その理由が真実かどうかは知りません。
生徒さんたちは実に真面目で、特段声を上げる
わけではなく、素直にルールに従っている。
本当のところはどうなのだろう。
これが普通 と思っているのか、それとも
「変わったルールについて声を上げても
仕方がない」とあきらめているのか・・・
わたしが中学生だったころも、変わった
ルールも、けったいな先生も多かったですが
年に一度「弁論大会」があって、一人ずつ
自論を述べるチャンスがありました。
当時はまだ、男子中学生の丸刈りが強制の時
代でしたが、生徒会役員で「男子の丸刈り制度の
現状と見直し希望について」といった展示発表を
文化祭で行ったものです。
(その後すぐ、男子の丸刈り強制は廃止になり
ました。本当にすぐの廃止のため、運動をした
団体としては何だか手ごたえがない気もした。
前から廃止が決まっていて、先生が生徒に考え
させ発表するようにしたのかなあ と今では
思います)
今の公立中学校では、土曜日も全て休みになり
学習内容もたくさんあるから、個人が意見を
述べたりする機会がないのかもしれないですね。
「このルールがあるのは、こういう理由からだったのか」
「僕は制服があってラクで嬉しいけど、他の人で
いろんな服を着たいって思ってる人もいるのか」
みたいに、学校についての様々な考えを言ったり
聞いたりすることって大事なのではないでしょうか。
公立高校も減ってきているし、希望する人数も
減っている地域もあります。
私立の学校は、学校独自のカラーがあったりして
生徒がルールを考えて、変えることは難しい。
公立の高校や中学が、生徒が自由に意見を出し合
える雰囲気ならいいのになー って思います。
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