心の安定の確保ができる学校に(前)

子どもと学校の話が続きますが、

この3年間考えたこと・悩んだことが

あまりにたくさんあるので、どうか

お許しください。


子どもが通う学校を選ぶご家庭が多い現在。

地域や自治体にもよるけれど、中学の入試を

人も多いし、公立でも事情で違う学区の学校に

通っている人もあいる。

幼稚園だって選ぶし、高校も大学も選ぶ。

親御さんが「この学校に行かせたい!」と

思うご家庭も多いと思います。お子さんが

「ここに行きたい!」と決めているおうちも

あると思います。


ただ、オープンスクールなどの際に親子で

よく見て、本当にお子さんが心理的に安心して

通えるのかどうか を考えたほうがいい。

公立・私立に関わらず。

一度では分からないと思うので、何度か

見学する。そしてネットの口コミではなく、

先生と現役の生徒さん双方から直接、話を

聞いたほうがいい。


事前に確認できそうなことは、主に

学校の『衣・食・住』に関することだと

わたしは考えています。


『衣』・・・主に制服。

お子さんによって「無いほうがラク」な人と

「あったほうがラク」な人がいる。

うちの人は最初制服の着用に手こずりまし

たが、慣れると「あって良かった!毎日考え

なくてもいいから」と言っていました。


困ったことは、通学靴は紐靴が指定で、

マジックテープの靴が原則禁止だったこと。

結び練習をしたうえで紐靴を履かせていま

したが、毎日ほどけて帰宅するので「紐靴の

ように見えるテープ靴を履かせていいですか」と

たずねたところ

「他の先生に何か言われたら

『許可済です』と言ってください」

と言われたことがありました。

そんなに紐靴、必須なの!?


ちなみに、支援学級の生徒は体操服に着替える

際に移動距離が長くなり、授業開始に間に

合わないことで注意されることが多かった模様。

支援学級のスミに更衣スペースがあり、先に

別の生徒さん(下級生男子)が着替えていたと

ころにうっかり入ってしまい「アホボケ、死んで

まえ」と言われた人。(落ち着け、相手は後輩だ

我慢しろ)と思ったらしく、その子が出るのを

待ってから体操服に着替えて、遅れて体育の授業

に行ったところ先生の叱責。

踏んだり蹴ったりだった人はその日一日、何も

できなかったとさ。

その話を聞いたときは、親が辛かったですね。


『住』

子どもが難儀したのは、トイレ です。特性上

洋式のみが使用できる人にとって、行ける

トイレは1か所。幸い、入学後すぐに一部の

トイレが改装され、使いやすいトイレが増えて

一件落着。と思いきや!新しいトイレはイベン

ト時に「生徒使用禁止」の貼り紙がされ、

文化祭などの日はまる一日我慢していたことも。

頼む、その貼り紙は守らずに行ってくれ~と

母は思いました。 

遠足やマラソン大会などでも、トイレの確保に

先生が苦戦してくださったのです(遠足では

事前に「ここのコンビニのトイレを貸してもらう」

で、対応してくださった。感謝!)


『食』・・・は、長くなるので

別の日に書きます。


いろいろ先生が配慮してくださったのは、

息子が”特別支援学級の生徒”だったから。

さまざまなことを配慮していただきながら

不安に思ったことは、

「普通の学級の人は、これらのことを

我慢して当たり前なのか・・・」

ということでした。


トイレが洋式しか使えない子どもは

おそらく少ないのでしょうが、

障害のある人もそうでない人も、生活に関わる

『衣・食・住』の安定は必須です。

これらを問題なくできる前提で、学習が

できたり、同級生との関係が良くなるものだと

考えています。

Speakeasy

スピークイージー=もぐり酒場、隠れ家カフェ の意。 入るときの合言葉はいらないけれど、極力リンクを貼らない、宣伝しない 来たいかただけどうぞ という場所。

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