真実を写すもの
写真に撮られるのが苦手です。
昔からよく、カメラを持ち歩いていて
よく撮っていたのです・・・というのも、
他の人のカメラに映りの悪い自分が残るのが
嫌だったから。中学生になりたての頃、
野外活動で端に写り込んだ変な顔の写真を
クラスメイトに笑われて以降、写真は自分が
撮ろう!と思っていたのでした。
そうすれば、自分がイヤな顔の写真は
現像してもらったあと(なんですよね、昔は
写真屋さんに持って行かないと写真にならな
かった)表に出さずにすむじゃないですか。
旅行にいったときにみんなで撮る こと自体は
そんなに苦手じゃないです。元写真部の
うちの夫は、あまり人を撮らない撮り鉄。
旅行のときなどは(もう少し人物を撮ろうよ・・・)
と思ったりもする。
今いちばん苦手なのは、何かの講座や
イベントなどで撮られたものが
ネットにアップされること。しかも、
タグ付けされていたりする。
うむむ。
イベントの主催のかたも気を遣ってくださり
「写真が入るのに都合悪い人は、
手を挙げて教えてください」
とイベントスタート前に言って下さることも
多いです。
ただ、そこまで厳密にダメ!というわけでは
ない。主催のかたの記録として、入るのは
大丈夫。
SNSにアップされるのは、自分の写り次第。
場の空気もあって、なかなか手が
挙げづらい・・・
あと、SNSに挙げられることに
抵抗を示すと、それ以降
一切写真の輪に入れなかったりするかも
と思うと断るに断れず。
結局「構わないです」と言うしかなかったり
するのでした。
写り具合は、チェックしたいです。
あと、SNSにアップして
タグ付けされた場合は、限られたかたへの
公開にするか、公開期間を限定していただき
たかったりしています。
バンバン写真を撮られるときは、事前に
ヘアメイクを誰か上手な人にしてもらうか
洋服を考えて行きたいものだ。
(普段がショボすぎるとも言う)
和服?着方がまずかったりして、SNSの
向こうで着物警察の人が見てるかと思うと
怖くて無理です。コートが脱げない。
年も取ってきて、真実を写す
写真 はますます
怖いものになってきました。
歯の矯正をして、
一重まぶたを二重にして
もっと色白になって、
写真?どうぞどうぞ!って言ってみたい。
殆ど整形かも・・・でも、今のデジタル加工は
苦手なんですよね。プリクラのとか。
目が加工したやつとか怖い。あれをするくらい
なら、元から”加工”したいのです。
そんな自分が今から焦っているのが
”遺影”です。
写りの悪い写真がずっと残るなんて、
死んでも悔いが残る。今のところ任せる人
は息子なのだけれど、彼にそんなセンスが
あると思えない。つまりは自分で用意する
しかない。
将来は毎年、どこかでベストな写真を撮って
いただいて、常に持っておくようにしようと
思っています。
もちろん、ヘアメイク込みの写真館で。
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