本人たち が集う夜

昨日、推し本10冊を語るイベントに

行ってきました。先週はクイズバーで

今週はブックバー。

いろんなバーがあるものですね。


本来、8月に開催されるイベントが

台風で9月に延期になり、そのため

どの本を推すか、考える時間が長く

なりました。1か月違うだけで、推し

のラインナップも変わる。


昨日の朝まで、本を10冊会場に持って

行かないといけないものだと思っていて。

同行する友人に言われて初めて気付き、

背表紙を撮影して主催者さんに送る。

危ない、危ない。

ただ、自分で選んだ10冊、なぜ推せるか

どうやって説明する・・・?

実際、見てもらわないと伝わりにくいよう

な気がして、結局全部持って行きました。



悩んで悩んで、選んだのは以下の10冊・・・

(上左から)

①『ぜつぼうの濁点』今週買った絵本。もともと

エッセイが大好きだった原田宗典さん作。原田さん

といえばマハさんですが、わたしはお兄さん推し。

②『スケッチジャーナル・ビギナーズ』先月買った。

毎日の記録をイラストで表すためのハウツー本。

③『ビジュアル・シンカーの脳』3か月ほど前購入。

難しくて少しずつ少しずつ読んだ。息子はこういう

脳タイプではないかというのがきっかけ。

(中上段左から)

④『思わず考えちゃう』ヨシタケシンスケ著。

本当は『欲が出ました』というこの続編にあたる

エッセイがより自分にはまった気がする。

⑤『凸凹の書』障がいのある人が筆を持って大きな

半紙に作品を書くとどうなるか。

⑥『「ここ塗ってね」と画用紙を指さした

わたしの指をていねいに塗りたくってくれる

特別支援学校って最高じゃない?』

長いタイトル・・・でも、題名そのまんま。

個人的には後ろの帯に書いてある『特別支援教育は

全人類に有効です。』の一文推し。

(中段下左から)

⑦『切手であそぶ絵封筒』切手の柄を絵の一部として

封筒をキャンバスにしようというもの。これぞ、

言葉で説明できないから中見てね って本。大好き!

⑧『白ごはん.com 古きよき家庭料理実用書』

全部作者による”手書き”なので、中見てね!と

いうレシピ本。

(下段左から)

⑨『ふつうのファッション』大学の卒論出した後で

学校近くの本屋で発見、こういう研究をしたかった

と悔しくなった。これも全部手描きなので中を見て!

⑩『クイズは創造力・理論編』この中で一番古く、

自分にいちばん影響があった本。中学のときに

この本に出会っていないと、今の人生、たぶん全部

違っているものになったと思う。何十年ぶりに読ん

だらやっぱり面白かった。


こうしてみると、自分って

絵やら手書きやらに影響されるなあと

思った。そういう仕事ができているのは

そのせいかもしれないです。

あと、息子が「ビジュアルシンカー(視覚的に

絵を使い、頭のなかに視覚的イメージを思考する

タイプの人)」と思っていたけれど、たぶん

自分もその傾向があるのやろな と判明。


他のかたが推す本はよりアカデミックで、

分厚いものが多かったように思います。

たまたま自分に「推し本」を紹介した数人が

そうだっただけなのかは分からないけれど、

皆さんに共通していたのが

「形にならない抽象的なものを

具体的に表現しようとしている」人だったり

「表現の技術を磨いている」人だった

ということでした。


あなたは○か月前に食べたものでできている

とかって言われるけれど、本って

自分の人生を作っているなあ と

めちゃくちゃ思った一日でした。

Speakeasy

スピークイージー=もぐり酒場、隠れ家カフェ の意。 入るときの合言葉はいらないけれど、極力リンクを貼らない、宣伝しない 来たいかただけどうぞ という場所。

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