デジタルに教わっちゃえ
相手が話しているのを途中で遮って
自分のことを話してしまう息子に、
「英語で会話するような感じで」
と言ったことは前にちょっとだけ
書きました。
それでも、やっぱり
他の人を押しのけて話す人に、
今度はこんな対策をしてみた。
「LINEの画面でな、吹き出しって
同時に出んやろ?
会話するには、吹き出しが交互に
ならなあかんねん。
LINEみたいに相手と話すように
してみたらいいんちゃう?」
夏休み中は、会話の練習をしていました。
卓球のラリーのゆっくりした具合。つまり
こちらも、ボールはゆっくり返さなくて
はいけない。自然とこちらも、機械のよ
うな一定のスピードで、相手に話を投げて
いました。
会話より質問形式のほうが出やすいかも
と思って、
「いま、なんさい、ですか?」
「はい、15才です」
みたいな簡単なものからスタート。
難しい会話は、あらかじめ
LINEの画面みたいに吹き出しを
紙に印刷して、それにまず書いて
読み上げることから開始。
慣れてきたら紙なしで会話し、
少しずつ内容を微妙に変えて
返答のアレンジを増やすように
しています。
息子のような、他人との交流に難が
ある人にとってのコミュニケーションは
ある種のライフハックとしてマスター
してもらうしかないかな と考えます。
他人を「ほめる」のは、リズムゲームで
ボタンを叩くのと同じように と書かれた
本も読んだことがある。イイネ!のタイ
ミングやバリエーション次第で、相手に
喜んでもらえるわけです。
そう考えたほうが楽しいし、おそらく
この人の中に浸透するような気がする。
LINEみたいに と言った途端
突っ込む感じで話をしなくなってきた
ような。デジタルアプリも使えるアイテム、
あってよかったなーと思いました。
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