映画化してほしい
旅行に持って行って読み切った本。
大学教授(男性)が、お子さんの小学校の
PTA会長をした記録。
PTAの変わった部分を無くそうと奮闘する話
でしょ?と予想して読み始めたところ、
それだけで終わらなかった。会長さん自身
も様々なことに気付かれ、自身の反省も
踏まえながら、PTAをストレスのないものに
しようとするのが痛快。
どんなことでも、みんなが納得できる
状況ってないのですが、極力みんなを
取りこぼさないように運営するやり方
は、仕事や教育の現場でもお手本に
なりそうな気がしました。
子の小学校でPTA役員をしたので、うなずく
ことはものすごく多かったです(この本の
舞台のPTAは、自分が経験したPTAより
はるかに古くからの行事が残っていた
みたいですが)。
いちばん「そうだそうだ!」と思ったのは、
役員に推薦されたときに、
・誰が推薦したのか
・どういう理由で推薦したのか
が分からなかったこと。
このときはお断りしましたが、
以来、自分が誰かを推薦するときは
名前と理由を明記しようと決めました。
本の内容はPTAですが、町内会や
他の役(公民館でサークルや習い事に
入ると回って来る役とか)でも、
同じような状況が多いと思う。
古い慣習や謎な行事がたくさんあって
みんな、ヘンやなあ って思いながら
も変えられなくて、結局そのまま。
日本の社会の縮図なのかも
しれないね。
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