子どものころ多くのことを学んだ漫画家
さくらももこ展 に行ってきました。
ちびまる子ちゃんの連載が
始まったころに『りぼん』を読み始めた世代です。
主に初期の漫画で読んでいました。
ちびまる子の漫画と一部のエッセイしか知りは
しないのですが、さくらももこさんの本から
あらゆることを学んだような気がする。
例えば、漫画のコマに書いてある
『何だか ふ におちない』
という一言。小学校低学年には難しいことばです。
前後の漫画の内容からなんとなく、意味を推測
していた。
自分がまるちゃんの年齢を過ぎて
だいぶ経ってから
アニメが始まったので、テレビの
ちびまる子ちゃんはあまり見ていないの
ですが、初回のアニメでこういうことが
ありました。
まるちゃんのお母さんが買ってきた
魚の缶詰に、『チーチキン』と
書いてあるんですよね。
(同じ話の漫画では確か
シーチキンって書いてあったはず。
そして、本当は缶詰ではなく
缶詰を買ったらついてきた
ノベルティのノートの話だったかと)
どうしてテレビだとシーチキンって
言っちゃいけないのだろう・・・?
何とか権 などを全く知らない
小学生にも、
「大人って、いろいろ
ややこしい事情があるんやなあ」
と少しだけ理解ができたような
気がしたものです。
そのような何となく言葉では
言い表しにくい絶妙なところを、
さくらももこさんは漫画やエッセイで
ものすごく上手に書かれていたと思うのです。
今日行った さくらももこ展 では
そんな漫画の原画や、
エッセイの原稿などが展示してありました。
来週まで、神戸の六甲アイランドで
開催されています。
このマンガを読んだなあ・・・↑
嫌すぎるマラソン大会を頑張って入賞したのに、
賞状がもらえなかった話。オイルショックっていう
のがあったことを知ったんだった。
話を思い出すとともに、『りぼん』を手に持った
ときの重さや、印刷の紙のにおいを懐かしく
思い出したりしていました。
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