隠す日本語と言わねばならぬ英語

今年何かとテレビで見た、

「Don’t worry! I'm wearing.」のあのネタ。

その後に必ずpantsを付けないといけない

理由を、いろいろ調べて

分かったようなそうでないような。

とりあえず英語では、「何を」を

つけないといけないということは

分かった。

主語のIだってしっかりついている。

これも無くてはならないのだろう。


日本語って、主語が省略されること

が多いです。小学校の作文のときに

「私は~と思いました。

だから私はこれを××と考えます。」

みたいに書くと

「『私は』と何度も書かないように」

と言われたことがある。


今でも、ブログなんかの文章で、

特に起業を始めたばかりの主婦の人の文章で

「私におまかせ!

私はこんなことが強みです。

私に会うだけでもオッケー★」

みたいなものを見ると

(”私”がどれだけ好きなのだろう・・・)

とちょっと思う。


自分は、日本語気質です。できるだけ

くどくならないように、シンプルに。

特にブログでは基本、主語はワタシな

ので。そんなにしょっちゅう書かなくて

もいいと思っている。


そして、なんでも隠す日本人が

昔からいたからこそ、

「この”申し給ふ”の尊敬の方向は、

作者→帝」

といった尊敬の方向みたいなものを

読み取らねばいけなくて。

千年も後に生まれた学生らを

苦労させているわけです。


さて。

我が家には、会話の内容を

理解しにくい中学生がいます。

たとえば朝、天気予報を見ながら

わたしが夫に

「今日、持って行ったほうが良さそうやね」

といったことを言う。

夫も「いつも持ってるよ」と言う。

2人には”傘”という共通認識が

あるのですが、中学2年生・自閉症

スペクトラムの人にはそうはいかない。

「え、何!?何を持つの!?」

みたいなことを聞いてくる。


こういうタイプの人には、しっかり

主語(I)や目的語(umbrellaとか

pantsとか)を伝えられる英語のほうが

各段に合っているような気がします。

昔から、「この人連れて、海外に行っ

たほうがいいかもねぇ」と言われる

のは、こういうこともあるのかなあ。


とにかく明るいさんの話に戻って。

「英語圏の人が

『pants!』って叫ぶのは、

日本のテレビで

安村が『履いてますよ』と

決め台詞を言ったときに、

ワイプになった陣内が画面の隅で

『パンツな』

と言うようなもの」

とどこかのネットに書いてあって。

その説明がいちばんしっくり

来るような気がしました。

Speakeasy

スピークイージー=もぐり酒場、隠れ家カフェ の意。 入るときの合言葉はいらないけれど、極力リンクを貼らない、宣伝しない 来たいかただけどうぞ という場所。

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