話題沸騰、子どものヒーロー

実家で母に聞かれました。 

「アンパンマン って、どんな話?」


 ・・・わたしがアンパンマンを初めて見たのは、

保育園に入園してすぐに見た『キンダーブック』。

最初のページがパン屋さんの写真で、 

「あんぱんまん の ぱんが やけたよ!」 

と書かれていたのです。 

当時、アンパンマンはアニメ放送もされておらず 

そこまで、低年齢のお子様のヒーロー的存在では 

ありませんでした。 


 アニメ化されてからは、小さな子のほとんどが 

アンパンマンを経由して大きくなる様子を見てき

ました。すべての子が通る道、アンパンマン 

にはどんな魅力があるのだ!?

自分に子が出来たら その謎を解明したくて仕方が

無かったのです。 


ところが、うちの子にはまったくアンパンマンの

ブームは来ませんでした。 

家でアニメを見せても全く興味無し。1才前だったか

小児科の待合室で流れていたときは、 嫌がって

テレビのスイッチを消しに行ってしまい周囲にいた

子の不評をかいました・・・・・・  


そのころ通っていたベビースイミングの遠足先が 

アンパンマンミュージアム。 そこでも全く興味無し。 

キャラ出演のショーで大泣きし、最後の観客サービス

ばいきんまんになだめられ、 抱っこされてシアターを

出てくる有様。 

ばいきんまん、いいヤツやったな。

周りに

「ここまでアンパンマンに はまらない子も珍しい」 

と言われた幼少期でした。 


アンパンマンを寄せ付けない幼児を抱えて、 行く

先々で思ったことは、幼児施設のかなりの 場所に、

アンパンマンがいるということでした。 

検診で行く保健所の天井、 

習い事の場所で流れる音楽、 

園の施設の手遊びの歌や運動会 などなど。 

 検診で大泣きしているところに保健師さんたちが

来て 「ほらほら、天井のアンパンマン見て~~!」 

と言われ続けて。それでも全く泣き止まなかった。 


子ども = アンパンマン好き 

というわけでは、ないのになあ。 

疲れた親は、行き過ぎたアンパンマン漬けに、 

「アンハラ」という言葉がふと思い浮かんだりも

したのです。 


 ためしに今日、息子に 

「アンパンマンってどんな話か知ってる?」 

と聞いても 

「・・・知らない」 と言っていたよ。

やっぱりね~。


朝ドラを見てアンパンマンに興味が湧いた 

実家の母には 

お決まりの勧善懲悪で、例えるなら

 ”水戸黄門”みたいなアニメやね」 

と言っておきました。

Speakeasy

スピークイージー=もぐり酒場、隠れ家カフェ の意。 入るときの合言葉はいらないけれど、極力リンクを貼らない、宣伝しない 来たいかただけどうぞ という場所。

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