美しいバトル番組2選

NHKeテレ『ソーイングビー』の

第7シリーズが今晩で終わるのが寂しいです。

イギリスの番組です。裁縫自慢の人たちが

テーマに沿った洋服を作り、競い合う

2週に1回一人ずつ敗退して行き、最終回の

今日の挑戦者は3人になっています。

参加する人は男女年齢、職業もバラバラの

人たち。それぞれに家族や環境が盈虚して

いるのもドラマがあって面白い。


みんな、色んな服を作っていく間に仲良く

なっていくのが微笑ましい(ティーブレイク

で談笑する様子なども流れる)。

最後に敗退者が決まる瞬間には、全員で手を

つないで祈る・・・最高っすね。

美しく面白い勝ち抜きバトルです。


NHKのバトル番組で面白いのがもう一つ、

前にもここで挙げた『魔改造の夜』。これも

最高です。

日本の有名企業3社が、ありえへん改造マシン

を作って世界記録(到底誰もやったことない

種目なので、優勝したら即世界記録)に挑む

これも3社の関係がものすごく興味深いです。

競い合うのだけれど、他のチームが失敗したら

ともに悲しみ、成功したら称え合う。

”魔改造”なのに、最後には美しさすら感じる

のです。


料理でもスポーツでも、戦う・競る番組って

(最近はバトル番組だけじゃなくて、日本の

選挙などでもそうですが)「どれだけ相手の

揚げ足をを取るか」「他チームのミスを誘う

か」が放映されることが多い。もちろんそれも

大事な戦略なのだけれど・・・

相手を敬いながら競う方法もある。そのほうが

楽しいし、戦った相手とのいい関係がずっと続く。

今になって教えられている気がします。


若い人には、こういう番組を見てほしいものだ。

中学や高校の技術科と家庭科の時間中に、

それぞれ視聴するっていうのはどうかしら。

Speakeasy

スピークイージー=もぐり酒場、隠れ家カフェ の意。 入るときの合言葉はいらないけれど、極力リンクを貼らない、宣伝しない 来たいかただけどうぞ という場所。

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