やる気スイッチを押される声
仕事の書塾には、本部から
地区担当 という担当者が割り当てられます。
今の担当は2人いらして、いずれも女性。
お2人ともこの夏から新しく担当になった人
なのですが・・・そのうちのお1人、先月から
担当になったかたが、何とも
力のある人なんです。
わたしは今の仕事では、極力
「無理はしない」をモットーにしています。
細く長く続ける が目標。だから、これまでの
経験上「これ以上すると自分は疲れるな」と
いうことは、なるべくやらない。
ところが先月、その担当のかたに
「先生、こんなことやってみませんか?」
と電話で提案されてしまったのです。
最初は断っていたものの、遠回りに遠回りに
いろんなことを提案されて。最終的には
(あれ?自分さっき
それほど乗り気じゃないことを
「やる」って言ったな)
と、しないはずのことを予定に組み込まれて
いる自分に気がついた。
気がついたら、担当さんのペースに
のせられてしまった!
そのかたが押せ押せモードで
迫ってくるわけでもないんです。
一度もお会いしたこともなく、やりとりは
いつも(わたしの苦手な)電話のみ。
ではなぜ、提案に乗ってしまうのか。
自分なりに考えました。
まずは、そのかたの声が良い。良く通る
活舌の良いお話しぶりで、外出先で電話を
取っても非常にクリアに聞こえます。
耳が悪いわたしでも聞き漏らす不安が
ありません。
あとは常に、リズムがいい。
「あれが難しいんですね、
じゃあ、こういうのはどうでしょう」
みたいな代案の出し方がスマート。
わたしはここに、リズム感のような
ものを感じています。
あれこれ雑談を挟みつつ、心地よい
インタビューのような状況が続いた後に
「じゃあ、こちらのほうでここまで
やっておきますので~!」と
面倒なことを明るく引き受けてくださる。
だから、こちらも
「では、ここの部分はわたしのほうで
してみます」と
言わざるを得ないような気になるのです。
わたしは昔からラジオ好きで、ほぼ毎日
ラジオを聴いています。
ときどき「この人、ラジオっぽい」と
思う人に会うことがある。ラジオDJの
ような雰囲気が漂う声の人。そういう人は
不思議とずっと聴いていたいような気に
なるんです。
今の担当のかたも、ラジオっぽい人。
具体的には、お昼過ぎのFM番組のDJ感が
ものすごくする。
声の良さや話すスピード、
リズム感が良く、安心を与えられる人。
ああ、自分もそんな人になりたい。
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