文字では大変伝わりづらい話
先週、帰省した際に
夫の父がこんなことを言っていた。
「天王寺 のことを
『テんのうじ』と違う発音をした人が
いてびっくりした」
・・・字だけでは分かりにくいですね。
『本能寺』を声にしたときと
同じ発音です。
関西の人は、てんノうじ と真ん中に
アクセントが来るのですが、
テんのうじ と最初を強く読むと
まるで天王寺が別の場所のように
思えてきます。
それで、いつもわたしが気になるのが
姫路 です。
地元の人や周囲は、ヒメジ と言うと
きにそれほどアクセントを作りません。
三文字ほぼ同じ高さでヒメジと言っている。
ところが、これが関東をはじめとする
別地域に行くと「ヒめじ」と言われる。
最初にアクセントが来るのです。
ヒめじ と聞くと、ものすごく違和感。
地元の人がその発音をするときって、
「東洋大姫路」
という高校の名前を言うときだけでは
ないかしら。
ヒめじちゃうって!
キノコのシメジと一緒の発音やって!
と他地域の知人に行ったときに、
「シめじ、一緒じゃない?」
と指摘されたことがある。
そっちもか~。
シめじって言うのは「本シメジ」だけ
(ということは、前に言葉が来ると
3文字のアクセント無しは崩れる
とも言う)。
先日、NHKのロケ番組で
埼玉の本庄の生中継をしていたとき
「ホんじょうのご当地グルメは・・・」
とアナウンサーさんが言っていたら
「ホンジョウです」
と、地元のかたに訂正されていた。
今生の別れ と言ったときの
コンジョウと同じ発音でホンジョ―と
発音するのが正しいらしい。
本上まなみとは違うアクセントだった。
地元の人にはそれぞれ、
こだわりの発音って
あるものですね という話でした。
0コメント