餅は餅屋、写真は写真屋
先月、子どもが証明写真を
撮りに行きました。
学校で必要になったものでした。
先生から「お店に撮りに行って
ください、駅前の写真館で
いいので」と言っていただいた
のですが・・・駅前の写真館はもう
数年前に無くなってしまったの
です。それ以外にも1軒減り、2軒
減り。コロナを経て、近所の写真
館はすっかりなくなってしまいました。
何とか、家から少し歩いたところに
写真館を発見し、子どもの事情を
説明したうえで予約しました。
いろいろ面倒なうちの子、写真写り
はすこぶる良くありません。小学校
の卒業アルバムも「そんな顔で写る!?」
と親が言ったほどの不貞腐れ顔だった
のです。初めての写真館で、大丈夫
なのだろうか・・・
心配は杞憂に終わりました。
スタジオのスタッフさんの
子ども、特にうちの子のような人への
対応が慣れてらしたのです。
最初は「いつ終わるの~?」と、
不貞腐れ顔で写真に撮られていた
人が、最後に
「僕は、やる気のない顔だったら
もう少し撮ってもらいたいなあ」
とつぶやくのを聞き逃さなかった。
「じゃあ、とっておきの
『やる気のない顔』してよ。
それで最後にしようよ!」
と、カメラマンさん。
途端に嬉しそうになり、
やる気のない表情を作る息子・・・
けっきょく、最後に
「やる気のない顔」と
宣言したときの写真が
いちばんまともに写って
いたのでした。
この数年でいちばん普通の
写真だった。
初めてお会いした
写真館のスタッフさんから
息子の扱い方を教えてもらった
ような気がしました。
プロってすごいねえ。
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