忘れられない人
週末は、息子のリクエストで名古屋へ。
母だけ別行動で、お仕事を一緒にしていた
方とお会いしていました。
わたしがそこで働いていたのは
15年以上も前のことです。
話の内容はもちろん(?)
そこにいない人のことが中心です。
○○さんは、転勤後にいろいろあって
休職されて とか
▲▲さんは、あれからしばらくして
早期退職なさって など
あまり良くない話が多いなか
「よかったねぇ」と思えた人が
一人おられました。
当時40代の男性の職員のかた。
正直、昔のわたしはその人と
一緒に仕事をする日が
いちばん気合いを入れなくては
いけない、しんどい日 でした。
いつもあくせくしていて。
たまに独り言をつぶやいたり、
油断するとお客さんに
失礼な発言をしたりする人でした。
他の職員の人が言っていたのです。
「この間、テレビで
ハッタツ障害 とかいう人のことを
特集していたんだけどさあ、
ぜんぶ、あの人に当てはまるんだわ」
わたしが出産を機に仕事をやめ
息子が生まれてからも、
その人の変わった言動は
仲の良かった職員さんを通じて
伝わってきていました。
ああ、わたしはあの人のことを
何にも分かっていなかったよなあ、
悪かったなあ、って思ったのが
息子がそこそこ大きくなって
その人と同じような発言や
言動をするようになってからの
ことで・・・
そのかたは、昨年
定年まで勤めあげた職場を
退職されたとのこと。
息子とよく似たタイプの人が
お仕事を定年を勤め上げたことに
ちょっとホッとした。
在職中はずっと飲み会などの
職場イベントに参加したことは
なかったのに、退職後一度だけ
顔を出されたそう。そのとき
珍しく、ご自身のことを
お話なさったそうです。
今は、お母さんの通院などを
熱心に手伝われているらしい。
優しい人だったんやな。
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