啓発とは、高い認識や理解に導くこと
4月2日は、自閉症啓発デーでした。
インクルーシブ とか
多様性 という言葉が
よく聞かれるようになったけれど
その分、言葉だけが有名になって
しっかり理解できているのかな
と思う。
子どもが自閉症のわたしは、正直
まだまだです。なんで、自分の
子どもなのにここまで分からない
ことだらけなんだろう。
親は理解に限界があるので、
月に1回くらい、カウンセリング
ルームに子どもを連れて行って
います。本人が安心できるみたい
で、いろんな出来事や気持ちを
話してくれる。
へーそんなことが学校で起こって
いたのか!とか、
ほう、そう思いますか など・・・
傍らで聞いていて、目から
うろこが落ちる。
例えば。
一回の失敗を気にして、ずっと
その話ばかりしたり、失敗した場所に
行くのを嫌がったりパニックに
なったりする件についての、本人の弁。
「先生はいつも
『失敗はしていいんだよ。
その失敗を覚えておいて、次に
活かせばいい』
って言うから。
だから、失敗はずっと忘れられずに
頭の中から消去できない」
あとは、学校のクラスメイトの
パソコンをフリーズさせちゃった件
については、
「午前中、学年集会で
『休み時間にパソコンで動画を見ている
人がいる!』と怒る先生がいて怖くて。
そのあと昼休みにクラスの子に
『パソコン使っていいよ』
って言われたから、操作して
使えなくした。
パソコンがなかったほうが先生が
怒らなくて、怖い思いをしなくて
すむから」
と言っていました。
それが、結果的に
正しい行動を取っているのかと
言われればもちろん
間違ってはいるのですが。
自閉症の人全員がそうではないと
思うけれど、この人たちは
わたし達”そうでない人”が思うより
もっと純粋で、ストレートに
物事をとらえてしまう人たちみたい。。
前にも聞いたことがある。
どこかの学校で先生が
「(学生としての)誇りを持ちましょう!」
と言われたとき、生徒が
「ホコリ、どこ~?」
と埃を探しに行ったという話。
最近になって、ちょこちょこ
思うことを語るようになったので、
今では子供にそれを書いて
記録しておいて とお願い
しています。
同じようなことで悩む人がいれば
うちの子の存在も
何か役に立つかもしれないから。
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