自閉症児のトイレトレーニング②

昨日に続いての、

我が家の涙無しでは語れない?

いや、当時は涙も枯れたほどの

トイレトレーニングの話、後編。


小さいほう が成功して1年後。

今度は、ビッグイシューに

取り組まなければなりませんでした。

ビッグ異臭、じゃない、

大きい問題です。


前年と同じく

☆●月○日が来たら、トイレでする と

 カレンダーに印をつける

ことはできた。

カレンダーを眺めながらも、

年中児はグズグズ。


ところが、今度ばかりはそう簡単に

オムツ生活から抜けられなかったの

です。園でもそう出すわけでは

ないから練習もできない。

本人、カレンダーの印の日が来ても

全力で拒否。

祖父(わたしの父)が木を切って

作ってくれた、トイレの子ども用

踏み台がむなしく見えてきた

くらいでした。


そこで母は考えた。

ごくごくスモールステップで

行くしかない・・・!


1日目。トイレでオムツでできたら〇。ほめる。

2日目。トイレでズボンを脱いで

オムツでできたら〇。ほめる。

3日目。トイレでズボンを脱いで、

オムツのウエストのテープを片側だけ

はずして(外れたところは親が持つ)

できたら〇。ほめる。

4日目。トイレで(中略)オムツのウエスト

テープを両側はずしてできたら〇。ほめる。

5日目。トイレで(中略)テープを両側外して

中腰でできたら〇。両肩ポンポンしてほめる。

6日目。トイレで(中略)便座に座ってオムツで

できたら〇。片肩ポンポンでほめる。

7日目。トイレで(中略)便座に座って、

オムツを親が1センチほど離して、できたら〇。

片肩を片手でポンポン。

8日目。トイレで(中略)オムツを親が2センチ

ほど離して、できたら〇。片肩片手ポン。

9日目。トイレで(中略)3センチほど離して、

できたら〇。肩を片手で軽くポン。

10日目。トイレで(中略)4センチ(中略)

親は指4本ポン。

・・

(以降続く)

・・・

30日目。トイレに連れて行く。

    親はトイレの扉開けて見守る。

    できたら遠隔操作?でほめる。

31日目。トイレ。親は扉の向こうに待機。

    用足し後、親は言葉だけでほめる。


要するに、オムツで出す のを

1センチずつ外して行き、

1か月後に完全卒業できたのでした。

ねぇ。涙も枯れるでしょ?


遠隔操作の褒め は、

最終的にドラゴンボールの漫画の

かめはめ波 みたいなポーズに

なっていた。

はッ!と謎のおまじないの

ような具合に変わったのを

覚えています。


これも、小さいほうと同じく

遊んでいていきなり

失敗しちゃった!ということは

一切なく、一度オムツを卒業して

しまえば二度と戻ることは

ありませんでした。


療育の園でも

「かなり大変だったパターン」

と、先生にもねぎらって

いただいたのを覚えています。


小さいお子さんのトイレトレーニング、

大丈夫、何とかなるよ と

今なら言えるなあ。

苦労した立場から。

Speakeasy

スピークイージー=もぐり酒場、隠れ家カフェ の意。 入るときの合言葉はいらないけれど、極力リンクを貼らない、宣伝しない 来たいかただけどうぞ という場所。

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