”正しい”が、こわい
元旦に大きな地震があって。以来、あまり
SNSを見ないでいます。
こういう緊急事態になると、ものすごく
書きこんでいる人の文体が怖くなっている
気がする。その前に怖くなったのは、コロナで
みんな外出制限されたときだったかな。
最初にSNSが怖くなったのは、東日本の震災の
ときでした。あふれる情報に、何が正しいのか
が分からなくなった。何か情報が流れたら、
誰かがリツイートする。その繰り返し。
ハッシュタグで「有益なことをつぶやこう」と
いうものがあって、見ていたらその数だけ
「私の書くことが正しい!」
と言っている人が多いのか と思って。
役立ちそうな反面、それがすごく怖かった。
ちょうどその頃は自分の子どもが1歳で、
思うように育たない子を相手に苦戦している
真っ最中。まさか、自分の子が発達に問題が
あるなんて思ってもない時期でした。
「お母さんがしっかりしないと」
「ママなんだからさあ、もっと○○させなきゃ」
と言われることも多く、そういう部分でも
正しさ が刃のように突き刺さるような
気持ちになっていました。
実際正しい情報もあるだろうし、
情報を教えてくれる人が悪いわけじゃない。
それでも、とめどなく流れる情報が
しんどくなるのです。
元日の翌日には、飛行機の事故がありました。
あの後で、ネットで
「飛行機にペットの動物を連れて入るべきだ」
「いや、動物を連れて機内は困るだろう」
みたいな書き込みをたくさん見かけました。
どちらが正解ってわけじゃないと思います。
でも、それで意見が飛び交っていることが
なんだかしんどいのですよね。
それがきっかけでコメント欄閉じちゃった
芸能人の人とかもいたしねえ。
結局、こういうときはしばらく
SNSやネットニュースを見ない という
ことをするしかないと思っています。
書き込みをするのは、
混雑している道路に向かって
渋滞に巻き込まれるようなものかと。
もっと疲れるから、やらない。
テレビのニュースを見て
しんどくなったときは、わたしの場合
ラジオに切り替えています。
息子はテレビのニュース見て
しんどくなったときはいつも、
QVCお買い物チャンネル に
切り替えています。
この元旦もずっと見ていました。
常に同じようなテンションで流れる
通販番組がいいみたいです。
「お母さん!
シェイプアップガードルのベージュ
Mサイズがウエイトリスト入りした!」
とか、たまに報告してくれたりするん
ですけどね。ガードル・・・
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